資本主義崩壊の首謀者たち2009/05/01 09:13

● 読書記録
資本主義崩壊の首謀者たち  広瀬隆著
★★★★☆
「グローバリズム~金融腐敗という未曾有の大混乱を誰が招いたのか、ことの真相を明らかにし、さらに国民の資産を守るために、日本がとるべき新しい進路を指し示す。 」
リーマンショック以来の金融破たんを招いたアメリカ人の投機体質を徹底的に批判し、ロバート・ルービン、ローレンス・サマーズといった個人名をあげて糾弾します。驚かされるのは、こうしたマネーゲームが歴史的に一部のユダヤ系ファミリーやそこから派生した人々によって主導され、それが財務長官など政府内にも深く入り込みほとんど一体化しているという事実です。クリーンなイメージがあるオバマ政権も決して例外ではないのです。
資本主義崩壊といってもピンときませんが、日本も少しずつアメリカと距離をとっていく必要性を感じました。

chumbyで遊ぼう!2009/05/03 23:52

● 読書記録
chumbyで遊ぼう!  米田聡著
★★★☆☆
chumbyという商品コンセプトに興味があったので買ってみました。商品としてのchumbyの紹介は最初のほうにちょろっとあるのみで、ほとんどがAction Scriptによる自作ウィジェットの作成方法の説明です。chumbyを持っていてクリエイティブなタイプのひとはそれなりに楽しめるかもしれません。

アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー2009/05/06 21:14

● 読書記録
アメリカ型成功者の物語―ゴールドラッシュとシリコンバレー  野口 悠紀雄著
★★★★★
「150年前のゴールドラッシュと、IT産業の起業家が輩出するシリコンバレーとの共通点を示しつつ、途方もない金持ちが誕生する仕組みを明らかにする。」
ゴールドラッシュ期にカリフォルニアに渡り、大陸横断鉄道の建設をめぐり巨万の富を手にしたリーランド・スタンフォード。その後彼が設立したスタンフォード大学を結節点として、ゴールドラッシュで成功した人々と現在のシリコンバレーでのIT長者たちの物語が語られていきます。
ビジネス書的には「過去にとらわれず周りと違うことをしろ」というメッセージなのですが、アメリカ西部の歴史や文化的背景なども知ることができ、大変興味深く読めました。

日本の難点2009/05/14 09:36

● 読書記録
日本の難点  宮台 真司著
★★★★☆
TBSラジオに毎週出演されているのでポッドキャストで聞いているのですが、本書を読んだ感想は「ラジオではかなり一般人向けにレベルを落としてくれているのだな」ということです。
正直、社会学用語で書かれている部分はほとんど理解できませんでしたので、わかる部分とわからない部分の落差が非常にはげしい本でした。基本的な考え方として、思考レベルの高いエリートが国や社会を牽引していくべきであるとのお考えのもとこれまでも多くの提言をされてきたようですが、現時点での日本ではよい方向には向かっていないようです。社会学とは現実社会に対していったい何をコミットしようとしているのでしょうか。